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証明写真の写真の撮り方や、よりキレイに撮る方法や撮影する機械の特徴を説明しております。機械の特徴を知ることでより鮮やかな写真撮影をすることが可能になります。
一般的な証明写真機の構成・制御
証明写真機には2種類の機体が存在し、スタンダードな機能のGSP-Q2(以下Q2)、ズーム機能を持つGSP-Q3(以下Q3)がある。
Q3はズーム機能の他に、@常備灯が蛍光電球タイプ Aバックドア部にスポンジテープ貼付、といった相違がある。見分けの際の参考にされたい。
尚、後述記事については基本的にはQ2・Q3共に共通だが、相違点がある場合は(Q2)、(Q3)とそれぞれ独立して記す事とする。
- ハードウェア構成(系統図を参照の事) 証明写真機の撮影用部材構成は大きく分けて、 @ メイン基板 A プリンター B モニター C カメラ の4点で構成されている。これに金銭投入機能を持つビルバリデータ(紙幣投入機)、コインメック(硬貨投入機)が加わる。 この内、メイン基板でソフトウェア制御を行っているのはプリンター・ビルバリデータ・コインメックの3点で、モニターについては電気的に映像の出力制御をしている。カメラについてはメイン基板での制御を行っていない。 トラブルが発生した際には、それぞれを切り分けて故障部材を確定することが肝要である。
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ソフトウェア制御
第1項に記す通り、プリンター・ビルバリデータ・コインメックをソフトウェアで制御している。この内、コインメックとビルバリデータはシリアル制御を行っており、メイン基板が出す命令に対して対象機器が応答を返す、また対象機器が命令の結果や状況をメイン基板に伝えてメイン基板がその応答を返す、というやりとりを行う。
それに対し、プリンターの制御はリモコンと同様にほぼ一方的な制御しか行っておらず、プリンターの状況把握は限られたもののみとなっている。例えば、現在選択されているのが運転免許証サイズなのか履歴書なのか、パスポートなのか、といった事はメイン基板では把握出来ない。
証明写真機の画面切替ボタン上部には赤LEDで番号を表示しているが、実際のプリンター制御は画面切替を要求しているだけ(「何番」との指定は無い)であり、またLEDの表示は1→2→3→1・・・と繰り返し表示するだけなので、メイン基板はLEDが何番を表示しているかはLEDの番号表示とプリンターの状態がずれる可能性がある。リモコンを使用した作業の場合は注意されたい。
逆にプリンター側からメイン基板へは下記の2種類の状況を伝えることが出来る。
プリンタービジー1(初期設定では「プリント中」) 印刷を始めるとONになり、終了するとOFFになる。
プリンタービジー2(初期設定では「エラー発生」) エラーが発生するとONになり解消するとOFFになる。 これらを踏まえ、実際の機器の動作フローを後述する。 - 動作フロー
@ 立ち上げ時動作
証明写真機の電源を投入後はビルバリデータ・コインメックの初期化を行うのと同時にプリンターに対しても制御を行っている。
プリンターにはカメラからの生映像をモニターに表示する「LIVE」モードとメモリーした画像(撮影ボタンを押した状態)をモニターに表示する「MEMORY」モードがあり、本体の電源立ち上げ後は「LIVE」になる制御を行っている。
解説:ビルバリデータ・コインメックの初期化はそれぞれ2回行う。1回目の初期化命令でどちらか一方でも了解応答がない場合、証明写真機本体はそのまま動作を停止する。
*エラー表示がない事に注意する事!(特にビルバリデータのスタッカーが満量時)プリンターへはまず「MEMORY」を命令してモニター表示をMEMORYモードにし、その後に「MONITOR」を命令する事で立ち上げ終了後はLIVEモードでモニター表示される。「MEMORY」を命令した時にカメラからの同期信号がないと「MEMORY」は受け付けず、その後の「MONITOR」を受け付ける為、結果的に「MEMORY」モードの表示(白画面状態)になる。
A 撮影時動作フロー
撮影時のボタンはそれぞれプリンターのリモコンのボタンと同じ操作をする。下記にその対比表を掲載する。
| 証明写真機本体 | プリンターリモコン | プリンター本体 |
| 選択ボタン | PROG. | − |
| 撮影ボタン | MEMORY | MEMORY |
| キャンセルボタン | MONITOR | MONITOR |
| プリントボタン | ||
メイン基板は撮影時にはプリンターに対し設定の切替・撮影(動画のキャプチャー)・プリントの各ソフトウェア制御を行う。またハードウェア制御でモニターへの映像送出ON/OFF・蛍光灯のON/OFF・撮影終了時にはプリントカウンターのカウント処理を行う。これらの処理はビルバリデータ・コインメックからの金銭受入信号をメイン基板が受信した後に開始する。
解説:SSR(ソリッドステートリレー)にDC24Vを供給するとSSRによって切断されているAC100Vのラインが接続され照明用蛍光灯が点灯する。
モニターへの映像信号は通常メイン基板で送出を停止している。蛍光灯もモニター映像もビルバリ若しくはコインメックからの受入信号が確認された時点でONになる。
従って、10円玉1枚でも投入があった場合はONになるので注意。
・ 撮影中〜撮影終了後の動作フロー
解説:撮影中はプリンターへの制御となる。キャンセルは3回まで受けるが、3回目のキャンセル後50秒経過、若しくは4回目の撮影ボタン押下で自動的にPRINT命令をプリンターへ送るので注意。プリンターはPRINT命令を受けるとプリントを開始すると同時にBUSY1ポートをONにしてメイン基板へプリント中であることを通知する。プリントが終了するとBUSY1ポートはOFFになり、メイン基板はそれを検知してプリント終了とみなし、プリントカウンタを1カウント増加させる(この時、同時にメイン基板内部メモリに記憶されている用紙残量を確認し、残りが10枚以下ならば本体側面の残量警告LEDを点灯させる)。また、モニターへの映像信号送出を停止する。更に、金銭受入が紙幣だった場合はスタッカーへ紙幣を移動させる。
メイン基板はプリント終了確認後、内部のタイマーで1分間カウントしてから照明を消灯させる。(余談だが、プリント関連でエラーが発生した時に蛍光灯が点灯したままなのはプリント終了を確認出来ない為である。)
(Q3) ズームボタンはカメラへの直接制御であり、メイン基板を通さない。
証明写真機のトラブル対処
ソフトウェア上で把握出来る(エラー表示有り)トラブルと、それ以外に実際にユーザーの方より頂いたトラブルの相談内容とその対処方法を記述する。
エラー表示一覧
エラーコードは、トラブル発生時にコイン投入金額表示に表示される。
| エラーNO | エラー内容 | 対 策 方 法 | 備 考 |
| エラー00 | 用紙切れ停止 | プリント用紙とインクシートを交換する | リセットボタンで復帰 |
| エラー01 | ビルバリ異常 | ビルバリのモニターランプ(赤)が点灯している事を確認し、以下の項目を確認する。 1) 紙幣のオーバーフロー 2) 光・磁気センサーの汚れ 3) 紙幣輸送ベルトの磨耗/破損 |
電源OFF→ONで復帰 |
| エラー02 | コインメック異常 | コインメックのモニターランプ(アクセプタ・コインメック)が点灯/点滅している 事を確認し、以下の項目を確認する。トラブル内容によって点灯/点滅パターンは異なる。 原因 アクセプタ コインメック点検 硬貨選別部故障 点滅 点灯 消灯 硬貨払出部故障 点灯 点滅 消灯 受入率低下 点滅 点灯点灯 払出モーターロック点灯点滅 点灯 |
電源OFF→ONで復帰 |
| エラー03 | 用紙異常 | 用紙切れ以外の用紙関係のエラー (Q2・Q3とも本エラーは出現しない) |
|
| エラー04 | メモリチェック | メイン基板故障。基板交換が必要 | |
| エラー05 | バックアップバッテリー異常 | メイン基板のバックアップ用電池が切れている。基板交換が必要。 | |
| エラー06 | プリンター異常 | モニターに表示されたエラー内容を確認し対処する。 後述のエラー内容詳細を参照の事。 | |
| エラー07 | VTSポート異常 | ビルバリの制御基板故障。ビルバリ交換が必要。 | 異常発生時はコインメッのモニターランプ(アクセプタ、コインメック)が交互に点滅。 |
| エラー10 | PHS通信エラー | PHSユニットとメイン基板の通信不良 | PHSユニットはオプション |
エラー00:用紙切れ停止
本エラーはプリンターの実際の用紙残枚数とは関係なく、メイン基板が内部カウントする使用枚数が220枚(一部機械除く)に到達すると表示する。また、この内部カウントする使用枚数は証明写真機のリセットボタン(本体内部の左側に設置した赤いボタン)を押す事によってリセットされる。
従って、プリンターにまだ用紙が残っている状態でリセットボタンを押したり、内部カウントが220枚(一部機械は200枚)に到達する前に用紙交換を行い、リセットボタンを押し忘れると実際の用紙残数と内部カウントのずれが発生する。
内部カウントにより先に用紙切れが発生するとエラー06を表示するので注意。
※証明写真機側面の用紙残量警告灯(赤ランプ)について
上記の内部カウントで使用枚数が210枚(一部機械除く)に到達すると用紙残量警告灯(赤ランプ)が点灯し、残枚数が10枚以下であることを通知する。点灯した状態で綺麗スタジオ本体の電源をOFFにすると赤ランプは消灯してしまうので注意。(但し、内部カウントには記憶されているので再立ち上げ後に1枚でもプリントをすると再び点灯する)
現在は綺麗スタジオの純正用紙は200枚仕様なので基本的にはエラー06が用紙切れのサインになるが、プリンターの異常か用紙切れかは赤ランプの点灯確認を行う事によって判断出来る。
エラー01:ビルバリ異常
本エラーはビルバリから異常発生の信号を受けると表示する仕様だが、綺麗スタジオの取扱説明書通りの条件では表示しないようである。
*メイン基板のROM不良で出現したケースはある。

